母子・女性センター(産婦人科・乳腺外科)
妊娠・分娩という周産期における母子と子宮・卵巣・乳房などの悪性疾患を含めた疾患に関わる女性を対象として、診断から治療までチーム診療をします。医師・看護師・薬剤師は、社会的ニーズに対応し、高いレベルの医療をお届けすることを目指します。
産婦人科
お知らせ
KKR札幌医療センターは2023年3月末日を以て、分娩取り扱いを中止することとなりました。同じ豊平区内に所在するJCHO北海道病院と当院において、少子高齢化などの社会情勢に鑑み、両病院の周産期機能と婦人科機能の充実強化に向けた再編を目指すことがその目的です。
永きにわたって地域の皆様方に親しまれてきましたことを心より感謝申し上げます。
今回、このような形で分娩取り扱いを中止することとなり、誠に申し訳ありません。
今後の分娩予約は分娩予定日が2023年3月17日までの方とさせていただきます。
それ以降の分娩予定日の方につきましては当院と連携しているJCHO北海道病院との共同診療(セミ・オープンシステム)を利用した妊婦健診が可能です。
詳細は担当医または外来スタッフにお尋ねください。
概要
現在6名(日本産科婦人科学会産婦人科専門医6名、うち女性医師2名)の体制で、婦人科癌・良性疾患・急性疾患・周産期合併症・正常分娩・更年期疾患・不妊症などの診療に当たっています。
令和3年次はCOVID19の影響で減少し、分娩件数が275件(内双胎1件)、手術件数が393件でした。妊娠33週以降の母体搬送患者さんを小児科と密に連携し引き受けています。道外からの里帰り分娩も条件付きで受け入れています。令和4年4月現在、立ち会い分娩・無痛分娩を中止しています。
手術は子宮鏡、腹腔鏡など内視鏡手術を積極的に取り入れています。悪性腫瘍に対しては、早期発見はもちろん、早期治療をこころがけています。化学療法は入院から外来での施行へ安全性を担保したまま移行することに取り組んでいます。婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構(JGOG)の登録参加施設認定、日本婦人科腫瘍学会修練施設認定および日本産科婦人科内視鏡学会研修施設認定を受けています。 H28年より体外受精を始めています。
外来は平日予約制で、新患・予約外は原則8:30から11:00受付です。
分娩室は3室LDR(陣痛・分娩・回復室)です。
ユニークな診療
- 悪性腫瘍に対する早期発見・早期治療にこころがけ、腹腔鏡などの低侵襲性手術を活用する
- 良性疾患に対する薬物療法および腹腔鏡などの低侵襲性手術
- 母児ともに安全で満足のいく分娩の追求
診療実績
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スタッフ
西 信也
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池田 研
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加藤 達矢
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田中 理恵子
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木村 敬子
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石塚 泰也
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NCDデータベース事業について
当科では、NCDデータベース事業に参加しております。データベースに登録する治療情報の登録は患者さんの自由な意思に基づいて行われることを前提にしておりますので、参加されたくない場合にはデータ登録を拒否していただくことが可能です。なお、登録を拒否されたことで、日常の診察などにおいて患者さんが不利益を被ることは一切ありませんのでご安心下さい。
プライバシーへの配慮
データの取り扱いに際しては秘密保守に厳重な注意を払っております。個人を特定できる形での情報公開、データの持ち運びは一切行いません。
National Clinical Database (NCD)ホームページ
乳腺外科
概要
乳腺専門医の田村部長を中心に、マンモグラフィ読影医の資格を持つ2名の医師を含む外科スタッフで診療、検診を行っています。当院は日本乳癌学会認定施設であり、又、日本乳癌検診精度管理中央機構の施設認定を受けています。
乳癌に対しては外来化学療法、ホルモン療法、分子標的治療薬、手術(温存手術、色素、RIを用いたセンチネルリンパ節生検、乳房再建のためのエキスパンダー挿入)、放射線療法に対応可能であり、集学的治療を行っています。総合病院の中の診療科なので、併存症のある方や、薬剤による副作用への対応などスムーズに行なえます。
札幌市の乳癌検診を希望される方は金曜日午後にマンモグラフィー検診(40歳代はエコー検診も可)を受け付けています(予約制)。女性スタッフがマンモグラフィを撮影しております。また超音波検査は日本超音波医学会認定、乳腺甲状腺超音波診断会議認定の技師が行います。
年間手術件数は約90件で、乳房温存率は約6割、腋窩の温存率は8割程度です。
診療実績
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スタッフ
田村 元
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