がんの専門的な痛みの治療

Ⅰ神経ブロック

当院緩和ケア科では、上腹部の痛みに対し内臓神経ブロック、肛門痛・会陰部痛に対してのサドルブロックなどを行なっております。

 他院受診中の患者さんもブロックを行いますが、合併疾患や全身状態などによって適応とならない場合がありますので、診療情報提供書は必ず必要です。適応を判断するためにあらためて画像検査・採血を行うことがあります。入院を必要とする期間は、合併疾患とブロックの方法によってことなります。問題のない場合は、内臓神経ブロックで2泊3日です。

現代は薬物治療が進化・発達し、以前ほど神経ブロックを行わなくなりましたが 薬物治療のメリット・デメリットと神経ブロックのメリット・デメリットを天秤にかけ より良い治療を選択しております。

ご相談は地域連携室へ 

電話:0120-552-303

FAX:011-832-9624

症例/ 2018 2019 2020 2021
内臓神経ブロック 8 6 2 2
フェノールグリセリンブロック 3 2 1 0

Ⅱ放射線治療

骨への転移やリンパ節転移による痛みに対しては、放射線治療が有効な根拠があり、当院では専門的スタッフ(放射線専門医、看護師、技師)と痛みの薬物治療(緩和ケア外来)とも協働し、集学的治療を行なっております。

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Ⅲ 高度な薬物治療

中等度以上の痛みに対して、医療用麻薬を駆使し、痛みを調整しています。メサドン使用の資格者がいますので、外来でも慎重に使用しています。

メサドン使用例数(2018年1月〜202210月まで)
  • 外来:10名
  • 入院:43名

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