整形外科

1.研修目標

整形外科学の基本手技の修得や診療(主に救急患者対応や入院患者の管理)

2.研修指導医

  • 浅野 毅(指導責任者)
  • 芝山 浩樹

3.研修内容

(1)整形外科の診療:患者診察の基本や検査オーダー など

病棟では3-5名の担当医となり(主治医は指導医)、患者の整形外科的な診察や毎日の回診を通じて、指導医から適切な指導を受け、なるべく幅広い範囲の患者を受け持つことで自らも学習し、到達目標の達成に努める。整形外科領域における、典型的な単純写真、CTやMRIの読影の仕方も身につける。

到達目標

  • 各検査画像で正常所見と異常所見を区別できる
  • 外傷が主体の救急患者への初期対応や入院管理、術前後の全身および外傷部位の管理を身につける
  • 患者やその家族との良好な医師・患者関係を身につける
  • 臨床症状や一連の画像所見から、疾患に関するいくつかの鑑別診断を挙げることができる
  • 外傷患者の手術にできるだけ助手として入り、最終的には一部の患者の執刀も指導医の監視のもとで試みる

(2)整形外科における基本手技の修得

研修期間中は可能な範囲で各種検査につき、その手技を見学し、場合によっては実行する。外傷患者における、ギプス固定や各種包帯固定、関節穿刺や注射など基本手技を学習し、実施を試みる。手術も、特に外傷患者の手術にはできるだけ助手として入り、最終的には一部の患者の執刀も指導医の監視のもとで試みる

到達目標

  • 整形外科で実施する各種検査のやり方を理解し、実施できる
  • 四肢の外傷患者における、簡単なギプス、シーネ固定などの対処法を学習する
  • 関節穿刺や関節注射などの、基本手技を習得する
  • 手術における、筋層縫合、皮下縫合、皮膚縫合などの手技を学び、これを実践、習得する

(3)整形外科の外来診察見学

指導医の外来診察に同行し、外来での患者診察の仕方や病状説明、治療方法の提案などの実例を見学し、臨床医として症状に合った検査のオーダーや治療の方針や方向性を確認する。

到達目標

  • 整形外科的な理学所見の取り方を習得する
  • 患者とのやり取りや病状の説明の仕方を習得する
  • 整形外科の各種疾患に対する適切な処方ができる

4.研修スケジュール

週間予定
月曜日 8:30~9:00 術前後およびリハビリテーション・カンファレンス
9:00~12:00 病棟受け持ち患者の診察やオーダー
*必要時は他患者の処置 → その後は外来での診察見学
13:00~17:00 手術
火曜日 8:30~12:00 病棟受け持ち患者の診察やオーダー
*必要時は他患者の処置 → その後は外来での診察見学
13:00~17:00 手術または検査へ
水曜日 8:30~17:00 手術
木曜日 8:30~12:00 病棟受け持ち患者の診察やオーダー
*必要時は他患者の処置 → その後は外来での診察見学
13:00~17:00 手術または検査へ
金曜日 8:30~12:00 病棟受け持ち患者の診察やオーダー
*必要時は他患者の処置 → その後は外来での診察見学
13:00~17:00 手術

*1:平日の時間内は救急外来での患者診察に指導医とともに立ち合い、適切な検査のオーダーや処置を学習する

*2:月1回の二次救急指定日においては、17-24時までは救急担当の医師とともに診療に立ち合い、学習する(強制ではない)

研修期間中の予定
  • 研修レポート提出(研修修了時まで)