家庭内で出来る感染予防法について
市中ではインフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が流行しています。ご家族が感染症を発症した場合、一緒に暮らす家族全員が濃厚接触することとなり、感染する可能性が高くなってしまいます。
ご家庭内で感染拡大を防ぐためのポイントをお知らせします。
症状がある方
- 風邪のような症状がある場合には、自宅で安静にしてください。
- ご家族と接する時にはマスクを着用し、こまめに手洗いをしましょう。
- 下痢症状などがある場合は、入浴は避けましょう。または、家族が入った後の一番最後に入りましょう。
ご家族の方
- 症状のある方がマスクを着用できない場合には、ご家族がマスクを着用しましょう。
- こまめに手洗いや手指消毒をしましょう。
- 看病する場合は、なるべく一人に限定し接触リスクを少なくしましょう。看病する人も体温チェックを毎日朝・夕で実施し、症状が出てこないか注意しましょう。
手洗いのポイント
- 流水と石鹸で30秒以上時間をかけて洗いましょう。
- 手指消毒剤での手洗いは15秒以上かけて手に擦り込みましょう。(指先や手首も忘れずに)
- ハンドタオルの共有は避けましょう。(ペーパータオルの活用などをおすすめします)
- 定期的にうがいもしましょう。
食事
- 食事をする時は、一緒に食卓を囲むのではなく「時間をずらす」「別のテーブルで食事をする」など直接咳などがかからないような工夫をしましょう。
- 大皿料理などは避け、食事は別々に盛り付けるようにしましょう。
睡眠
- 症状のある方と、ない方の寝室は可能であれば分けましょう。
洗濯
- 下痢や嘔吐で汚れた衣類・寝具は80℃の熱湯に10分浸漬し消毒するか、0.02%の塩素系消毒薬に浸漬しましょう。(塩素系消毒薬は色落ちするので注意が必要です)
掃除
- 室内は定期的に換気し、新鮮な空気を入れましょう。
- 皆がよく触れる場所(ドアノブや電気のスイッチなど)はゴシゴシ拭き掃除をしましょう。
掃除のポイント
- 汚れが残ったままでは消毒の効果がでません。できるだけ最初に汚れを落としましょう。
- アルコール入りの洗剤は、ウイルスや細菌の消毒に有効です。ゴシゴシと拭き掃除をしましょう。
- 塩素系消毒薬(キッチンハイターなど)もウイルスや細菌の消毒に有効です。約0.02%濃度に希釈した薬液を使用し、ゴシゴシと拭き掃除をしましょう。この消毒液は金属が錆びる可能性があるので、消毒液で拭いた後に水ぶきをしましょう。
希釈液の作り方
- 原液濃度が5~6%の塩素系消毒薬をペットボトルのキャップに半分入れ、500mlのペットボトル1本の水に入れる。希釈液は作り置きせず、使い切る。