パパさんナース
2014年入職 ICU勤務
スキルと知識を高め、この人なら安心してケアを任せられると周囲のスタッフ、患者さん、ご家族に思っていただけるように頑張っていきたいと思います。
  • Q1.KKRを選んだ理由は

    卒後3年間、看護師として単科の病院で勤務していましたが、高校球児であった自分は、理学療法士になりたいという夢が忘れられず、理学療法士育成の専門学校に入学しました。その後、それまでの病院で日中勤務しながら学校に通い理学療法士の資格を取得しました。理学療法士への思いが強かったはずが、看護師として経験を積む中でやりがいが強くなり、看護師を辞めるという選択肢には至りませんでした。その後、複数の診療科で経験が積める総合病院で働きたいという思い病院を検索しました。その当時にKKR札幌医療センターのホームページを見て、男性看護師が多く在籍していることや認定資格を持っているスタッフがいることを知り、ここでなら楽しく学べると思い当院への入職を決めました。

  • Q2.先輩や上司の指導はどうか

    看護師になって10年以上一般病棟で勤務し、2020年にICUに異動しました。異動当初は、今までの看護師経験だけではICUでは全く歯が立たないと痛感する毎日でした。それに加えてCOVID19の流行による患者対応やケアを含めた日々の業務に疲弊し、異動1年目は本当に精一杯でした。うまく仕事ができない自分に対する歯がゆさもあり精神的にも辛い毎日でしたが、周りのスタッフに支えられ、仕事を続けることができました。男性看護師は増えてきているものの、看護師は圧倒的に女性が多い職場です。その中で私の場合は、入職してから常に男性上司や同僚が傍に居てくれ、男性看護師ならではの悩みや思いを受け止めてくれました。また、異動した年に子供が生まれたことも、家族のために頑張らなくてはという精神的な支えになったと強く思います。

  • Q3.休日の過ごし方は

    子どもが生まれてからは、自分自身の生活が大きく変化しました。妻も違う病院で看護師として常勤しており、平日は保育園の送り迎えや家事を分担しながら頑張っています。休日は、朝のうちに家事をして、感染予防を意識しながら公園など、できる限り子どもと一緒に外出し過ごすようにしています。一日はこんなにもあっという間に過ぎるのかとびっくりしますが、子供と過ごす日常がリフレッシュに繋がり、仕事に対する活力になっていると思います。

  • Q4.どのようなことを心掛けていますか

    家庭をもったことで、患者さんやその家族に対する思いも変化したと思います。今まで看護師であるにも関わらず、自分の健康のことをあまり考えていなかったと反省し、家計、家族の健康を守るためにまず自分自身の体調管理を意識するようになりました。そして、病気を抱えた患者さんが日々の生活を過ごすということの大変さ、家族が患者さんを心配する気持ち、改めて看護師として患者さんの背景を捉え、思いに寄り添うことの大切さを感じています。ICUでは、緊急処置や治療を行うことができる環境にありますが、その分、いかに患者さんや家族の思いを確認し、寄り添えるかがQOLの維持に大切だと感じます。どんな場面においても、そのことを忘れずに働きたいと思っています。

  • Q5.今後に向けての目標は

    今年、次男が誕生し、新たな家族が増えました。子どもの将来のために、いろいろな経験を積ませてあげられる父親でいたいと思います。日々、仕事と育児で精いっぱいではありますが、忙しい毎日の中で、看護師として研鑽する時間を見つけていくことが今の自身の課題です。男性看護師として、なにか取柄となるものを見つけることが必要といつも上司からアドバイスをいただきます。スキルと知識を高め、患者さんの思いに寄り添いながら、この人なら安心してケアを任せられると周囲のスタッフ、患者さん、ご家族に思っていただけるように頑張っていきたいと思います。